この仕事を通して友情のかけがえなさを学ばせていただいた事例です。
80代を過ぎても介護認定を受けず、持病がありながらも何とかひとりで生活されていたO様。
何度か安否電話をするも繋がらず、ご自宅を訪問しようとした矢先に、O様の小学校からの親友だと名乗る方からひまわり家族に連絡がありました。
O様は、つい最近緊急入院されたとのことでしたが、自宅で倒れたその時に、生涯最後の電話のつもりでご友人に連絡されたそうです。
すぐに病院へ駆けつけ、O様とご友人と面会。お二人はまさに竹馬の友で、70年以上のお付き合いとのことでした。
担当医からの病状説明で、今後の在宅生活は望めず、さらにはあまり長くは生きられないという宣告を受けておられました。
これを聞いたO様から、すぐさま遺言書作成の依頼がありました。遠方の兄弟とご友人に遺産を渡したいという内容でした。
医療相談員と連携し、いくつかの施設を見学したのちに入所。
続いて、協力事務所の弁護士の協力により遺言書を作成されましたが、その時のご本人の安堵の表情がとても印象的でした。
その後、半年も経たぬうちにO様は亡くなられ、ご友人と一緒に葬儀、四十九日法要、納骨を執り行いました。
すべての支援が終わってしばらく後に、ご友人から突然のお誘いを受けました。
昔二人で何度も来たというお店に連れて行っていただき、献杯をあげ故人を偲びました。
ひまわり家族では、決まった支援を行うだけではなく、 お一人おひとりの状況や想いに合わせて、できる方法を一緒に考えることを大切にしています。
将来のことや、親族のこと。
不安や気がかりは、お一人おひとり異なります。
「まだ具体的ではないけれど相談してみたい」
という段階からでも、お話をお伺いしています。